芸能・音楽

沖縄の心を歌で伝える「琉球民謡」

沖縄の心を歌で伝える琉球民謡

琉球民謡

 

沖縄といえば、独特の音楽でも知られていて、沖縄では民謡が盛んに歌われています。

普通、民謡といえば「昔から歌われてきた曲」というのが通常の定義なのですが、沖縄では常に新曲と呼ばれる民謡が作り出されているのが特徴です。

恋の歌や、愛する人に送る歌、親子に関する歌、出会いと別れに関する歌、自然の雄大さに対する感動を歌にしたものなど、その種類は様々で、今も昔も沖縄の人々はその心を歌に乗せて歌っているのです。

まさに、琉球民謡は沖縄の心を伝える音楽と言うことができ、琉球民謡を知ることによって沖縄という地域を深く味わうことができるのは間違いありません。

 

琉球民謡の特徴

沖縄は古くから独自の文化を持っており、地理的な特徴から本州とは大きく異なる芸術の発展を遂げてきました。音楽も例外ではありません。

琉球民謡の特徴はいくつかありますが、代表的なこととして、

  • 沖縄方言(うちなーぐち)の歌詞で歌われる
  • 音階にレとラがなく、ド・ミ・ファ・ソ・シの5音で構成され、主に長音→連続した短音の繰り返しが見られる
  • 三線や琉球琴、サンバなど、独特な楽器が用いられる
  • 合いの手、はやしなどが入る曲が多い

などが見られます。

伝統的な曲として人気が高いのは、「安里屋ユンタ」「てぃんさぐぬ花」「童神(わらびがみ)」「谷茶前節(たんちゃめぶし)」などがあります。

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その独特な音質と情感あふれる歌いまわしから、老若男女問わずファンが多く、日本全体として民謡人気が落ちていく中では異質の存在感を放っています。

 

琉球民謡の沖縄での浸透ぶりがすごい!

沖縄では、地元の文化や歴史を大事にする風習があることから、民謡も非常に大事にされ、子孫たちに受け継ごうと様々な努力がされていますが、それが今の民謡の発展や評価を生んでいるのは間違いありません。

沖縄県では、幼稚園や小学校の音楽の授業の中で必ず一度は琉球民謡に触れる機会を持つようになっていますし、エイサーやカチャーシー、三線などが運動会や学芸会の出し物になる場合は自然にそれを耳にすることになります。

また、旧盆やお正月には民謡の特別番組が地元のローカル局によって放送されます。驚くべきことに、生放送で3時間~4時間の中継になることもしばしばです。その他にも、CMで利用されたり民謡を紹介する5分ほどのテレビ番組も放送されています。

そして、他の地域ではあまり見られないのは、民謡喫茶や民謡スナックといった業態が多く存在していることです。個人経営の喫茶店や飲み屋にはカラオケ設備を備えた店も多く、のど自慢たちが歌ったり、集まって演奏したりすることも少なくありません。最近では観光客向けの民謡ライブを目玉にした居酒屋も多数登場しています。

公民館などでは生涯学習として民謡の研究をしたり、沖縄の楽器の講座なども非常に人気があります。

 

新しい沖縄民謡とは?

前述の通り、沖縄では若い世代を中心に民謡の新曲が続々作られています。

これらは、琉球民謡の曲調を保ちつつ、現代的な歌謡曲として作られているもので、沖縄ではこれらも民謡として扱う場合があり、その懐の広さも民謡人気を支えています。

「ハイサイおじさん」、「島唄」や「花」、「涙そうそう」、「島人ぬ宝」などの全国的なヒット曲も多数あり、常に新しい曲が作られて公開されています。

最近は歌謡曲を沖縄風にアレンジした楽曲も多く地元のアーティストを中心にカバーされており、沖縄民謡の魅力を多くの人が楽しみ受け入れられるようになっています。

沖縄のCDショップには必ずこうした「沖縄民謡コーナー」があるので、是非沖縄にいらした際には覗いてみると良いと思います。

ちなみに、アクターズスクール系の歌手やオレンジレンジなどの楽曲、有名なご当地ヒーローである琉神マブヤーの主題歌などは、歌謡曲的な色が強く、琉球民謡の音階とも違うために、今のところは琉球民謡とはみなされていません。

 

沖縄ではこうした琉球民謡のCDなども多く手に入ります。ちょっと変わったお土産品としても喜ばれているようです。

沖縄みやげにもなるエイサーアイテムたち

沖縄みやげにもなるエイサーアイテムたち

エイサー

 

沖縄の伝統芸能エイサーについては、以前の記事で紹介しましたが、最近はいろんな地域でエイサー同好会が活動していたり、エイサーイベントが行われています。和太鼓系のイベントに参加していることもありますね。 そこで、エイサーの衣装や道具をおみやげにしてみてはいかがでしょうか。 エイサーを始めるきっかけになって、新しい交友関係ができるようになるかもしれません。 エイサーアイテムにはどういうものがあるのか、以下見て行きましょう。

エイサーの基本的な衣装

エイサーの衣装は、基本的に以下のような服装をしています。 エイサー衣装

■サージ(頭巾、はちまき) 紫色や赤色の布が多いです。 このサージ、独特の巻き方があって結構長い布が必要です。長い方が後ろの結び目が大きくてカッコいいです。 ちなみに、女性の手踊りが持つ手ぬぐいをティーサージといいます。

■ウッチャキ(打掛) 打掛けはエイサーの衣装の定番、花形です。 意匠の凝った打掛けは、それだけでエイサーのレベルが高く見えます。 専門店では生地を選べば2週間くらいで作ってくれるところもあります。 ウッチャキの上から巻く帯は、ウービと言います。沖縄なまりですね。

 

■脚絆(きゃはん) 足につける布です。これをつけると、武士の具足のようでかっこいいです。無いと何となく足元が貧相な感じがしてさびしいです。 足元は地下足袋が一般的です。

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■その他 基本的には上記の三つ(と帯)があればエイサーらしい姿になります。 中につける襦袢やエイサー用のズボンもありますが、Tシャツやスウェットなどで代用されていることもしばしばです。 最近はリストバンドをつけているチームもよく見られます。 以下のリンクのような専門店で、こうした伝統芸能用の衣装は取り扱っています。

 

 

例外:チョンダラー

エイサーにはいろんな役割がありますが、その中でもチョンダラーと呼ばれる役割は見た目も全然違っていて面白いです。 このチョンダラーは、人を笑わせるというのが一番の役割ですが、その他にも踊り手の崩れた脚絆を直したり、落ちた衣装などを拾い上げたりしながら演舞をきっちり進行させるという一面も持っています。

沖縄では、エイサーのレンタル衣装がある

沖縄では、結婚式や各種の行事の余興としてエイサーが踊られることも多いため、エイサー用の衣装がレンタルショップで貸し出されています。一泊二日で1,000~1,500円前後が多いです。 レンタルのセット内容は上記のサージ、ウッチャキ、脚絆、帯のセットが一般的です。洗わずにそのまま返しても大丈夫です。 大口で必要な場合は早めにレンタルしないと不足する場合がありますので注意しましょう。

「空手のメッカ」沖縄

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「空手のメッカ」沖縄

沖縄で有名な武術といえば、やはり空手でしょう。

しかし、どのくらい有名なのかということを知っている人は現地沖縄でもそれほど多くはありません。

毎年、何万人もの人が空手を目的に沖縄を訪れ、そして海外からも多くの人が訪れます。ヨーロッパや南米などの海外でも遠方の地域からくるグループ旅行客で一番多いのは、この空手目当ての訪問なのだそうです。

それほどの魅力を秘めた沖縄の空手。
残念ながら、ここでその全ての魅力を紹介しきることはできません。私の知っている量や情熱と、武道家たちのそれとは大きく差があることを記事を書きながら感じました。

以下の記事を読んだだけでも個人的には胸が熱くなったのですが、読者の皆さんにこの熱さ、伝わりますでしょうか?写真も迫力があり、空手の魅力が熱く伝わってくる良記事です。

たびらい沖縄 「空手発祥の地・沖縄で空手の極意に触れる」

空手のメッカとは「聖地」ということ。海外に住む人の多くにとって、一生に一度できるかできないかの巡礼ですから、文字通り気合を入れて望んでいらっしゃるそうです。

沖縄の空手の歴史

沖縄の空手は琉球空手と呼ばれます。空手が唐手と表記される場合もあります。
日本での空手とは区別するべきだという話も多く、いまだにこの空手の起源については明らかにはなっていません。

13世紀頃の沖縄本島でのグスク時代や三山時代という戦乱の時代に、護身術や武術として発展したのではないかという話や、16世紀ごろに頻繁に中国との貿易が行われる中、護身術として元々存在していたものが、中国の少林寺拳法などの武術の影響を受けて変化したものとも言われます。少なくとも、このころには沖縄の武士階級の中ではたしなみとして空手は行われていたそうです。

空手は対人戦を想定しているものであり、野生の動物などを相手にした場合には武器を使った武術が適切であり、空手よりも武器を用いた古武術の方が先にあったのではと想定されます。

基本的に空手や古武術と呼ばれる武器を用いた武術は、門外不出であり、なかなか大きく広まりませんでしたし、記録も多くは残っていないそうです。

元々は空手は「手(てぃ)」と沖縄では呼ばれていて、素手での格闘術という意味合いでした。本来の琉球空手は、組み技や関節技、武器の使用などを含む総合的な武術でしたが、18世紀以降に庶民への普及が行われていく中で素手での「空」手を中心に細分化され、また流派も分かれていきながら今の形になっていると言われています。

格闘技全般的に言えることですが、異種格闘技戦で強者と認知されている格闘家を倒すことで有名になるケースが多いです。琉球空手も、とあるボクシングの世界チャンピオンを空手家が一撃で倒したところから全国的に有名になっていったそうです。

今では、世界中に空手の愛好家がいて、沖縄を空手の聖地とあがめ、その空気を感じようと訪れてきます。

空手観光について

空手を目的に渡航する人が増えているので、沖縄県としても大型武道館の新設やツアー設計など、空手ツーリズムに力を入れているところでもあります。

空手の各流派や、空手を普及させる目的の団体も増え、広報活動が盛んになってきています。

以下のようなところが空手観光情報を集めるのに便利です。

沖縄伝統空手道古武道国際研修センター

沖縄県空手博物館(沖縄剛柔流拳志会空手道古武道本部道場)

沖縄伝統空手総合案内ビューロー

沖縄伝統空手道

 

ちなみに、道場見学などをされる場合は必ず事前に道場に連絡をするようにしましょう。というのは、ほとんどの場合、道場というのは師範の方の自宅の一部で行われていて、職業として指導をしていることは少ないからです。他人の家に行くと思って、礼をもって訪問しましょう。なお、他流派の稽古に参加する時は白の道着に白帯がマナーです。

 

 

知っていると強くなる?琉球空手の格言

  • 「法は剛柔を呑吐す」

→ 空手は、剛法(打撃)と柔法(組技、関節技、投げ技)から成り立っているということ。空手は本来、総合格闘術です。

  • 「空手に先手なし」

→ 一般には、自分からは仕掛けない、手を出さないということ。確かに空手の型では、第一動作は防御で、後に反撃が続きます。

  • 「相手の背後を取ってから、正面から打ちかかれ」

→ 実際に背後を取れということではなく、絶対的に優位な状況を作ってから攻撃しなさいということのようです。

 

調べてみると空手の世界は非常に面白いです。ちょっと変わった沖縄ツアーを考えていらっしゃる方は、ぜひご一考いただければと思います。

 

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沖縄では今、「お笑い」が熱い

沖縄の今は「お笑い」が熱い

今、沖縄で注目されているのが「お笑い」の分野です。
沖縄は国内外から多くの観光客を誘致することを目標にしていますが、その中で自然環境を活かした観光体験を提供すると共に、独特の文化から生み出される人的資源を活かした観光の目玉を作ろうと努力しています。
その中のひとつが「お笑い」であり、沖縄には早々に吉本興業のような大手も進出してきて草の根でお笑いを広める活動をしています。最近、旧三越ビルに登場した商業施設「HAPINAHA」には吉本興業が舞台施設や世界最大級のお化け屋敷を展開していて、今後の観光の目玉のひとつになることが期待されています。

沖縄の有名お笑い事務所

全国的な有名人の中には沖縄出身の人がちらほら見えます。
沖縄というだけで多少のインパクトをもって聞こえるのも確かですが、夢をもって上京してその中で研鑽して有名になったのですから、その努力はどれほどのものでしょうか。

そして最近は、沖縄県内にも芸能事務所がいくつかあって、県内では有名なお笑いの事務所もいくつかあります。沖縄よしもと(吉本興業)、オリジン、FECなど、それぞれ特色がありますが、沖縄のお笑いについて語るときには欠かせない事務所です。

これらは単にお笑いの舞台を提供するだけでなく、地元テレビ局やラジオ局の番組に登場し、様々な奉仕活動などを通して地域住人に笑いと活力を提供しています。また、新たな才能を発掘するための養成所の機能も持っています。

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そして、それらの流行のお笑い事務所とは一線を画す、沖縄のお笑い集団と言えば笑築過激団。お笑いポーポーという沖縄お笑いの伝説的番組を作り出した集団は今も健在です。そのほかにも沖縄で喜劇の女王といわれ、映画にもなった仲田幸子の劇団「仲田幸子一行」など、沖縄には独特のお笑い文化が色濃く存在しています。

沖縄には、沖縄のイベントがある

沖縄には、Q-1グランプリやお笑いバイアスロンに代表される沖縄独特のお笑いイベントがあります。
また、最近では吉本興業が毎年「沖縄国際映画祭」を主催し、多くの映画を公開すると共に吉本興業所属のタレントたちが自主作成した映画や地元を広告する映像などを公開しています。

これらの活動を通して、沖縄の魅力を再発見し、そして郷土愛を燃やす人も少なくありませんし、多くの観光客の誘致にも一役買っています。

沖縄の笑いの特徴

私管理人が考える沖縄のお笑いの特徴は、

・地元ネタが多い
・家族ネタが多い
・方言や沖縄らしいアクセントで話した方が面白い(慣れてないと聞き取りにくいかもしれません)

があるのかなと思っています。
特に芸能事務所所属の友人が言うには、地元ネタを入れるか入れないかで引き込み方が全然変わってくるそうです。オジーオバーが客席に多い公演では、方言で語りかけると場があったまりやすいとか。

沖縄では結婚披露宴や地元テレビやラジオなど、そうした芸能人が活躍する舞台が数多くありますから、こうした人たちがどんどん出てきて磨かれることで沖縄がもっと面白くなるのではと期待しています。

笑う門には福来ると言いますし、笑うと健康にも良いということで琉球新報社などは毎年のようにパッチアダムスさんを招いて講演をしてもらったりしています。沖縄では笑うということに、かなり関心が注がれているのだなあと思います。

沖縄の最も有名な伝統芸能「エイサー」が熱い

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沖縄で一番有名な伝統芸能「エイサー」

エイサーとは、本土で言う盆踊りにあたる、旧盆を祝い先祖の霊たちを送迎するために行なわれた踊りの一種です。

その特徴は、大小の太鼓をもった人々が町を練り歩きながら行なうということで、伝統芸能としては他地域でもあまり類を見ない、比較的若い人々が中心になって行なわれるという点があります。

元々は地域ごとに青年団がチームを組んで行なうことが多かったこのエイサーですが、最近は地域を越えて練習して活動するチームがあったり、女性のみのチームや、子どもたちのチーム、老人会のチームなど、いろんなチームがエイサーを通して伝統芸能を楽しんでいます。

沖縄では保育園から高校・大学、大人たちにいたるまで、文化祭や運動会、学園祭、結婚式の際には必須ともいえる定番の出し物となっています。沖縄の多くの子どもたちは、学校生活の中でエイサーを習い、または地域の夏祭りなどを通してエイサーに触れることでしょう。

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沖縄県では各種のエイサーイベントも頻繁に行なわれており、県内でのエイサー人気に火をつけると共に、観光上の重要なイベントにもなっています。

エイサーの歴史

エイサーはもともと、浄土宗の僧が念仏踊りを沖縄に伝えたものが変化したという説や、それよりもはるか昔にエイサーではないかと思われる踊りの記述が歴史書に残っていてそれが起源ではないかといわれていますが、結論は出ていないようです。

明治時代以降に庶民の間でエイサーが流行し、もともとは首里で行なわれていたエイサーが沖縄の中北部を中心に全県に広がっていったといわれます。大衆化したのと同時に、当時に歌われていた民謡などを取り込む例も増えるようになりました。

昭和に入り、戦争が終わるとエイサーは大きくスタイルを変えて行くようになります。具体的には、パフォーマンスが派手になり、太鼓の使用や洗練された衣装を使用が普及するようになっていきました。また、旧来の曲や振りつけにとらわれず、世間のポップスなどに乗せて自由に振り付けを考えて演技する創作エイサーも現れるようになり、若者たちの中ではストリートダンスのような感覚で伝統芸能であるエイサーを楽しんでいる人も多くなっています。

沖縄では中部地域を中心に、頻繁にエイサー関連イベントがあり、また日本の各地や世界のいろんな地域に愛好家たちが生まれ、ワールドワイドなエイサーイベントが催されるようになっており、かつてない盛り上がりを見せています。

エイサー

 

エイサーの役割

エイサーは皆が同じ踊りを踊るわけではなく、様々な役割があります。

沖縄全島エイサー祭りのWebサイトによると、

◆大太鼓
三線の音をしっかりとらえる者が担う、エイサーの音頭取り的役割。演技中は全体の音がずれないように常にリードし、一打たりとも気が抜けない重要なポジションだ。重量のある大太鼓を持つ体の大きさと体力も要求される。大太鼓を抱えて動きが制限されながらもダイナミックな演技をする。大太鼓の重鎮な響きがエイサーの壮大さを醸し出す。

◆締太鼓
締太鼓は演舞の華といえる。全体が一糸乱れぬ動きで体を動かし、その大胆さと細やかな演技のそろい具合の圧巻さは見る者を引きつける。

◆イキガモーイ(男手踊り)
エイサーの踊りの基本。男性はまずは手踊りからはじめ、リズムや動きをつかめないと太鼓を持たせてもらえない。足の踏み方などで上達具合が分かるという。青年会によっては空手の型を取り入れているところもある。

◆イナグモーイ(女手踊り)
女踊りは主に絣の着物をまとい、タスキがけをし、足元は島ぞうりで、団体によっては豆しぼりやサージ(手ぬぐい)を頭に巻く。力強い男踊りに対して、しなやかな踊りの中に手先の緩やかな動きで踊りに華を添える。

◆旗頭
隊列の先頭に立ち、青年会の顔ともいえる。かなりの重量のある旗を曲のリズムに合わせてテンポ良く上下にふる。道ジュネーの最中に他の青年会と鉢合わせになると、ガーエー(エイサーオーラセー)が始まることがあるが、その際には相手の旗頭と競うようにアップテンポで旗をなびかせる。各青年会ごとに旗が違うのでそれも見所の1つ。

◆サナジャー
(本来の意味とは違うが「チョンダラー」と呼ばれる事もある)
観客を盛り上げる等、道化的な役割をしつつ、エイサーの隊列を整えたりする。エイサーのキャリアを積んだベテランがこの役目を務めることが多い。旧盆の道ジュネーでは、道先案内役として、周囲と調和をとる。奇抜で工夫されたメイクや滑稽な踊りは一見の価値ありである。

といった、様々な役割でひとつのチームが構成されています。

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管理人の思うエイサーの魅力

管理人が思うに、エイサーの一番の魅力はその高揚感だと思います。

その演技の中での動きからも高揚感を受けるのですが、何より寸分の違いなくシンクロしたその太鼓の音は、私たちの心臓にドキドキした気持ちを呼び起こし、体の内側から力が湧いてくるような、そんな思いにさせてくれます。

そして演技する若者たちの真剣な表情と、それを暖かくそして憧れるように見守る人々の雰囲気が、固くなりがちな一般の伝統芸能との違いになっているのかもしれません。基本的に野外で行なわれるという開放感もあるのでしょうね。

沖縄ではドキドキするときに「ちむどんどん」という言い方をしますが「ちむ(=心、心臓)」が「どんどん(=ドンドン、ドキドキ)」するという意味です。まさに、エイサーのためにある言葉だと思います。

エイサーあれこれ

■ 「エイサーなら仕方ない」
当然、そのようなエイサーですから、練習のためには大きな音が鳴ります。
そして、数十人という大勢で行なうことが多いので、なかなか練習する場所がありません。
学校の体育館や運動場が使えればいいのかもしれませんが、そういう機会もそれほど多くありませんし、またイベント前は練習場所も混み合います。

そんな時は、警察やご近所に許可をとって、近所の広い通りや公園を使って練習をすることがあります。

しかも、皆さんお仕事をされながらエイサーをしていたりするので、20時や21時から練習開始、近所に太鼓の音が響き渡る、ということも少なくありません。

しかしそこは沖縄。「まあ、エイサーなら仕方ない」という雰囲気になり、見学に行って応援する人もいます。

こうした地域の活動を見守る習慣があるのは沖縄のとてもいいところだなと思います。

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■エイサー検定
沖縄のエイサーについて、どれくらい皆さんはご存知ですか?

オンラインで受けられる「エイサー検定」がありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

沖縄では歴史や観光ガイドに関して公式の検定があり、観光都市の魅力を高めようと努力しています。勉強しておくと、エイサーを見る時に面白いかもしれませんよ。

【参考:エイサー検定】

沖縄歴史検定 (解説付き過去問題集)
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■いろんなエイサーイベント
以下はエイサーのイベントの一例です。その他にもいろいろなエイサーイベントがありますので、沖縄にお越しの際はぜひとも探してみてくださいね。

  • 那覇一万人のエイサー踊り隊(那覇市。例年8月)
  • 全島エイサー祭り(沖縄市。例年8月)
  • 糸満ふるさとエイサー祭り(糸満市。例年7月)
  • 全沖縄こどもエイサーまつり(豊見城市。例年7月)
  • 金武町青年エイサーまつり(金武町。8月)
  • 読谷青年エイサーまつり(読谷町。8月)
  • 青年ふるさとエイサーまつり(那覇市。8月~9月)
  • 世界エイサー大会(浦添市。例年9月~10月。)

【参考】
Wikipedia 「エイサー」

たびらい沖縄

エイサー検定

沖縄全島エイサーまつり