ぶくぶく茶とちんびん

ぶくぶく茶って何?

ぶくぶく茶というのは、沖縄で飲まれているお茶の一種で、ソフトクリームのような泡を飲む(食べる?)という珍しいお茶です。こうした泡を飲むお茶は、日本でもいくつかしか種類がなく、振茶と呼ばれるそうです。

沖縄では、中国から伝わってきた様々なお茶と、日本から伝わってきた茶道の技術があって、ぶくぶく茶という独特の茶道ができたと言われています。

油っぽい食事の後に消化を助ける効能があるといわれ、沖縄ではお祝い事の際に飲まれていました。戦争中に茶器や良い水が手に入らなくなり、技術者も多く失ってしまって、一時は失われた技術になっていましたが、人々の努力によって復活し、今日に至っています。

その食感は本当に柔らかい、泡を食べているという感じ。しかし、泡だからこそ立ち上ってくる香りが楽しく、そしてほのかな甘みを楽しむことができます。ちょっとベトベトしてきたら、底にあるお茶を少しすすって、また泡を食べて。。。食べること自体が楽しい飲み物と言っていいでしょうね。

沖縄でレアかつセレブなひと時を過ごしたいなら、ぶくぶく茶に是非ともチャレンジしてほしいと思います。ちなみに、筆者は少々苦手です。。。

ぶくぶく茶の作り方

ぶくぶく茶の作り方は、以下のようになります。

  1. 煎り米を作る
  2. 煎り米湯を作る
  3. 茶湯を作る
  4. 泡を立てる
  5. お茶を入れて泡を乗せる

詳しくは、以下のWebサイトに詳しく載っています。ご自分で作ってみたい方はぜひ見てみてください。

【参考:ぶくぶく茶って、どんなお茶?「ぶくぶく茶の作り方」】

作る際に、お水は硬度の高いお水でないと良い泡が立たないそうです。

沖縄では、サンゴ礁が溶け込んだ質の良い硬水が昔はそこかしこにありました。特に、日本の名水百選にも選ばれた垣花樋川(かきのはなひーじゃー)の水が最も良い泡が出るといわれています。

今は水道の水も軟水になっているため、硬水のミネラルウォーターなどを利用して作られることが多いそうです。

味の違いは主に、使うお米と、使う茶葉によって決まります。個人的には茶葉はさんぴん茶を使った方が泡を食べた時に香りが楽しめてよいと思います。泡はお米が使われていることもあって少し甘いので、そこが筆者は少し苦手なんですよね。お茶味でいいのに、と思ってしまいますが、でも女性にはそこが人気なんだそうです。

ちなみに、お店でぶくぶく茶を頼むと一杯あたり500~800円くらいが相場です。
点てたお茶をいただくという感じですので、少し普通のお茶よりいいお値段になります。

添えるお菓子は何でもいいとは思いますが、やはりちんすこうがベストだと思います。

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ぶくぶく茶の歴史

ぶくぶく茶の起源は諸説あり、最も古いもので豊臣秀吉の時代からあったと言います。また、別の説としては18世紀にぶくぶく茶とおぼしき記述のある資料があり、そこが起源だという話もあります。

地域も様々に言われていますが、有力なものとしては那覇で生まれ、首里で飲まれることが多かったというところでしょうか。というのは、首里付近の「良い水」ではきれいな泡が立たず、那覇の塩っぽい水の方が泡が立ちやすかったということが言われているからです。
(ここで言う首里とは、首里城でおなじみのかつての琉球王国の都。那覇というのは、もっと低地の、海沿いの地域を指します。現在ではどちらも那覇市に属しています。)

これらは主に外交の際に客人をもてなすところで振舞われたことから、上流階級の男性が主にその作り手だったそうです。それが時代と共にだんだんと庶民にも普及していって、お祝い事などの際に飲まれたり、特別な日に飲まれていたそうです。普段から常用している人もいて、ぶくぶく茶売りが町を毎日歩いていたという記録もあります。

第二次大戦前まではよく飲まれていましたが、戦争の中ですたれていってしまいます。道具が焼けて無くなってしまったり、水を選ぶことが難しくなったなどの理由があると言われます。

戦後、戦争で失われていたぶくぶく茶を作るための道具(鉢や茶せん)を持っていた本土の人が沖縄の人にまた返してくれたところから、研究と情報収集が成されて少しずつぶくぶく茶が復興していったそうです。

現在ではNPO法人である「沖縄伝統ブクブクー茶保存会」「古琉球茶道ブクブク茶あけしのの会」などが伝統的なぶくぶく茶の保存と伝承に力を注いでおり、一方で観光用にカフェやホテルなどでぶくぶく茶が飲めるようになってきています。また、派生商品であるブクブクコーヒーなど、新たな展開も見せるようになってきています。

 

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【参考】
ぶくぶく茶って、どんなお茶?

沖縄におけるブクブク茶の現状と歴史(PDF。注意)