シーサー

これもお土産・・・沖縄の魔よけ「石敢當」

沖縄の石畳

これもお土産・・・沖縄の魔よけ「石敢當」

沖縄ではおそらく「道を歩けば石敢當(いしがんとう)に当たる」というくらいに多く見かける石敢當。

これもまた、近年なぜかお土産化されているアイテムのひとつです。

魔よけとして沖縄の人はあるのが当然のように思っていますが、内地に行くと鹿児島くらいでしか見かけることはないらしく、しかも読み方も「せっかんとう」なのだとか。

シーサーもそうだと言えるのですが、沖縄の人は魔よけをお土産にするのが好きなのでしょうか・・・うーむ。しかし、何でも妙に親しみをもってアイテム化してしまう、このセンスが嫌いになれないんですよね。

 

石敢當とは何?

石敢當とは、魔よけです。

沖縄ではマジムンという悪い霊(魔物?妖怪?)がいるとされていて、それらは直進する性質を持っていると言います。そのため、三叉路や丁字路においては、その向かい側にある家の中にそうした魔物が入ってくるとして、それらを祓うために設置されている魔よけが石敢當なのです。この石敢當によってマジムンは跳ね返って戻っていくとか砕け散るとか言われています。

表札のようなデザインなので、苗字だと勘違いされることもありますが、そういった苗字はありません。

元々は中国から伝わってきた習慣とも言われていて、石敢當という名前はある勇者の名前という説があるようですが、明らかなものはありません。

 

石敢當を使ったお土産

石敢當を使った(イメージした?)お土産は実に多様です。

【そのもの】
土産もの屋さんではマジメに石敢當そのものが販売されていることもあります。
購入される方がいる、って事ですよね・・・。

石敢當 万年青(小)

【ステッカー】
車に貼り付けるタイプもよく見かけます。
カッコいいのでしょうか・・・(笑)

OKINAWA ドロップス立体ステッカー 紅型石敢當(大)

【雑貨】
家の中の三叉路にでも置いておく、というよりもインテリアにもなっています。
オシャレなのかはわかりませんが、親しみをもって見てあげてください。

【お菓子】
「あの魔よけがお菓子に!」「食べられる魔よけ」など良くわからないPOPを沖縄では見かけることもあります。魔よけとは一体・・・。

レキオストリート式 おみやげランキング(2014年8月~2015年7月)

レキオストリート的 おみやげランキング

ランキング

この「沖縄みやげ案内レキオストリート」ができてから一年以上が経ちました。
そこで、今日は一年の販売点数・クリック数などから重み付けをした、独自のおみやげ人気ランキングを発表してみたいと思います。今回の期間は2014年8月から2015年の7月までの1年間です。

ぜひ、沖縄のおみやげ選びの参考にしてください。
それでは、トップ10を紹介します。

10位:シーサー写真集

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10位は見ているだけで元気が出る?シーサーの写真集。
全国でも類を見ない、人気の魔よけ、守り神。それがシーサー。
シーサーまんじゅうの宣伝文句に「食べる魔よけ」というのがあって笑えました。食べられちゃうのに大丈夫なんでしょうか(笑)?

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9位:琉球ガラスグラス

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9位は見た目も鮮やかな沖縄みやげの定番、琉球ガラスのグラスでした。
グラスくらいだと数千円ですが、大きな作品になると数十万円もするのです。
沖縄の戦後の苦労が生んだ、新しい芸術作品が堂々のランクインです。

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8位:やちむん

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続いて8位も食器、やちむんがランクインしました。
日に日に熱が高まるやちむん人気。
沖縄ではたくさんの地域限定カフェ雑誌が出ているのですが、やちむんのあるお店は欠かせないというくらい紹介されています。

7位:沖縄戦記 鉄の暴風

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7位は、沖縄戦の記録、鉄の暴風がランクインしました。
実はこれ、ほとんどネット上では流通していません。
沖縄の大きな書店に行くとほぼ常備されています。実はレアなお土産になりつつあるのかもしれません。
戦後70年、悲惨な戦争について捕らえ、平和の尊さを考える貴重な資料です。

沖縄戦記 鉄の暴風
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6位:サンゴのネックレス

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6位は、サンゴのアクセサリーがランクイン。
サンゴといえば、アイドルの持ち帰り発言で物議をかもしましたね。
サンゴもたくさんの種類があって、それに合わせて商品ラインナップも豊富で面白いです。

5位:島ぞうりデザインブック

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5位は、沖縄のビーチサンダル、島ぞうりのデザインブックがランクイン。
島ぞうりのデザインブックは、夏休みの自由研究の題材としても人気が高いです。
こちらもネット上の流通量が少ないのですが、ぜひネット経由で全国展開してほしいですね。

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4位:珊瑚礁のオブジェ

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4位は、再び珊瑚礁のおみやげ品がランクイン。
やはり、ものすごく高価なものもある珊瑚礁オブジェはインパクトが強かったのでしょうか。それとも熱帯魚ファンの応援でしょうか。
高価な珊瑚礁オブジェに興味のある方は、沖縄ロワジールホテルに行って展示品を見てみてくださいね。思わず数字の桁を確認し直しますよ。

3位:ルイボスティー

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紹介記事はこちら②

いよいよベスト3です!
3位は、健康と美容に効くルイボスティーがランクイン。
沖縄では紙パックで安価に販売されている、庶民の飲み物です。
どうだ、この庶民的なパッケージデザイン(笑)

2位:かりゆしウェア

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第2位は、沖縄のビジネススタイル、かりゆしウェアが登場です。
実は検索されるキーワードでも、かりゆしウェア関係が一番多いです。
かりゆしウェアそのものというより、着こなし方についての情報を求める人が多いようですね。
ぽろゆしも実は結構検索されている数が多いんです。ファッション関係はおみやげとしても人気がありますよね。

1位:海ゴーヤー

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栄えあるレキオストリート、おみやげランキング初代王者は、まさかの海「ゴーヤー」!
海ぶどうではなく、「海ゴーヤー」でした。
見た目はゴーヤー、味は海藻。コリコリした食感と、はじけるさわやかな潮味が特徴的な一品です。

以上が一年間のランキングでした。
皆さんが購入したことのある品物はありましたか?
普通のおみやげランキングだと、ほぼ間違いなく「ちんすこう」が一位になりますが、ここのランキングだとすごく下位です。
通のおみやげがピックアップされたという結果になって、運営としては紹介してきた甲斐があって嬉しい次第です。

沖縄の魅力とおみやげを、地元民の目線でお伝えしていくレキオストリート、これからも頑張っていきますので、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

沖縄の守り神「シーサー」は人気者

笑顔のシーサー

シーサー!本格素焼き琉球シーサー赤青(ペア)3度焼きの拘り!大変珍しいですよ♪

沖縄一有名な守り神「シーサー」

沖縄といえば、シーサーを思い浮かべる人も多いはずです。

沖縄において、シーサーはただの狛犬、獅子をかたどった置物ではなく、魔よけの守り神です。沖縄に古来から生きていた生き物や妖怪の類でもありません。

「結局、犬なのか?ライオンなのか?」と聞かれることもあるのですが、私はもう「シーサーです!」と答えることにしています。それで何故か納得してもらえるくらいに、シーサーは沖縄のもの(?)として知られています。

近年、このシーサーを愛嬌たっぷりなデザインにして癒し系グッズとして扱われている場合もありますが、元々は災いを退け福を招き入れるという意味のある守り神。その意味をわかって贈り物にはしてほしいなぁと思います。

・・・とは言うものの、私の知人の韓国人の女の子はシーサーが可愛いと言ってシーサーグッズをおみやげに大量に買って国に帰っていきました。時代が違うんでしょうか(笑)。

かりゆしシーサー (茶)

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シーサーの起源

沖縄県の八重瀬町には沖縄最古のシーサーがあり、これがシーサーの起源であるといわれています。

このシーサーは旧・東風平(こちんだ)町の富盛(ともり)という地にあるシーサーです。

このシーサーにまつわる伝説があって、この富盛という村が何度も火事に見舞われた時期が17世紀の終わり頃にあったそうです。それで村人が風水師に相談したところ、「村の近くに火山(いわゆる火山ではなく、風水的に火を招く山)があるから火事が起こる。シーサーを作ってその山に向けておけば、災いから逃れることができる」と言われて作ったものが最初のシーサーなんだそうです。それから、村では火災がぴたりと止んだとか。

そのシーサーは、今も八重瀬岳に睨みを利かせています。

戦時中にたくさんの銃撃を浴びながら兵士たちの盾にもなったため、体にはたくさんの銃痕があるそうです。それでも壊れることなく、今も人々を守り続けてくれています。

シーサーの形状、置き方

シーサーには、決まった置き方があります。
とはいえ、必ずしもこれを守らないといけないとか、そう置いてないものはいけないということではありません。

上記の富盛のシーサーのように、元々は単体で置かれるものでしたが、時が流れるに連れてニ匹を一対として置くことが増えてきました。これはおそらく、守り神として門に設置する際に、二匹置いた方がバランスがよかったからではないかと思います。仏教の阿吽の影響を受けてか、口を開けた方を向かって右側に、口を閉じた方を向かって左側に置きます。口を開けた方がオスで、口を閉じた方がメスと言ったりしますが、左右も雌雄も逆の場合も多く、定説がありません。

ちなみに、シーサーはケンカしないらしく、何対置いても大丈夫だそうです。

シーサーは門の上に設置したり、床の間に設置したり、屋根の上に設置したりしますが、外に設置する際は台風や雨風にさらされますので、コンクリート用のボンドやテープで接着することをオススメします。時々、設置が甘かったものが台風の後に落ちて無残に割れているのを見かけます。通りに落下したり、破片が散らばっていると危ないので、そうしたことが無いように設置は頑強に行なってもらえたらと思います。

シーサーに関するちょっとした話

■金持ちが設置するもの
昔は貴族だけがシーサーを家に置いていたといわれています。

元々、瓦を作った材料の余りで作ったのが始めと言われており、瓦と同じように赤土だけで作ったり、釉薬などを混ぜて陶器のように作ったりしていました。最近は粘土などで簡単に作って色をつける場合も多いですが、やはり伝統的なシーサーは陶器で作られていたり石を彫り込んで製作されています。

かつては、一般の民衆は瓦屋根の家を作ることが許可されておらず、一部の裕福な人々だけに許可されていました。そのため、一般の人々にはシーサーを作る機会も置くところもなかったのです。

明治時代に入ってから、一般の民衆にも許諾されるようになって、男性たちはよく働いて稼いで、瓦屋根の上にシーサーを乗せることが「できる男」の証になっていきました。

 

■着せ替えシーサー?
最近は癒し系キャラクターとしてもその実力を見せつつあるシーサーですが、時々、いろんな服を着せられているのを見ます。

街中ではクリスマス前はサンタ服を着せられていたり、観光地では琉装を着せられたり、海に行けば海パンにサーフボードを持っていたりするのを見ます。

おみやげ品としても、キティちゃんやルフィの服になっていたりもして、着たり着られたり忙しいのが人気者の辛いところだなぁと思います。

 

■利きシーサー?
シーサーも守り神とはいえ、人間が作る工芸品ですから、当然、作家さんがいます。
見る目の肥えた人は、シーサーの顔が分別でき、その顔の造りから作家さんを言い当てることもできるそうです。

そして、「どこどこのあのシーサーが一番カッコいい」「いやいや、どこどこがカワイイ」「~さんの家とウチの家のシーサーは多分兄弟だ」というようなシーサー談義が終わることなく続いて行くそうな。

管理人は修行が足りないため、よっぽどでないと同じ顔にしか見えません・・・。

■沖縄県庁のシーサー
沖縄県庁には、正面の外から見える位置にシーサーが置いてありますが、皆、微妙に見ている方向が違います。

これは「沖縄の全部を見渡して守っているよ」という意味なんだそうです。へぇ~。

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【参考】

Wikipedia 「シーサー」

隠れファン急増中の沖縄みやげ「やちむん」

やちむん

隠れファン急増中の「やちむん」

泡盛カップ 唐草
やちむんとは、「焼き物」を方言で表した言い方です。

古くは14~15世紀頃には沖縄でやちむんの製造が始まっていたといわれ、最初は城の瓦などが主で、諸外国との交易の中でもたらされた陶磁器類が持ち込まれてから製造技術や品質が高まったと言われています。

最近はこのやちむんをウリにしているおしゃれカフェも多くなっていて、若い女性を中心に伝統技術でありつつも一つのブームになりつつあります。おみやげ品としても、結婚式の引き出物やお祝いごとのプレゼントにも重宝されています。

やちむんの種類

沖縄のやちむんの種類は、大きく分けて2つです。

■上焼(じょうやち)
上焼というのは、赤土の上に白土で化粧掛けしたり釉薬を掛けたものを言います。

焼成のための温度が1200℃と比較的高く、表面の模様や色などの見た目も美しいです。

化粧掛けや釉薬を掛けるのは、見た目をきれいにするというだけではなく、水漏れなどを防いだり汚れを防ぐという実用的な理由もあります。主におみやげ品や贈答用として人気があるのはこの上焼です。

沖縄のやちむんは、特徴として土を分厚く使うところにあります。これは原料となる沖縄の赤土の練成強度が弱いので分厚く作らないと割れやすく、また扱いにくいからという理由があるそうです。

しかし、近年は若い作家の中には研究して薄くて軽い作品を作っている方もいます。

■荒焼(あらやち)
釉薬をかけずに作った焼き物を荒焼といいます。焼成温度は約1000℃。

釉薬を使わないために、装飾は模様付けが主になります。壷、甕など、大きく実用的な品に使われることが多いようです。

黒土と島尻マージとよばれる赤土を7:3程度の割合で作ります。

■その他
上記のほかにも、瓦やシーサーなどはまた別の技術で作られているそうです。

今ではほとんど生産されませんが、昔はアカムヌー(赤物)と呼ばれる赤土のみで作られたやちむんが一般家庭で普及していたようです。

知っていると楽しい、やちむんの柄のハナシ

やちむんには沖縄独特の柄があり、縁起をかついでいることが多いです。その中のいくつかを紹介しましょう。

■唐草
唐草模様は最も多く見られる柄のひとつです。
これは四方八方に伸びて限りなく、延命、長寿と子孫繁栄を意味しています。

■菊紋
菊の文様は、太陽の恵みを象徴します。菊は病気を治し、寿命を延ばす花だと昔から考えられてきました。

余談ですが、沖縄は菊の産地としても有名です。

■魚紋
富と幸福の象徴として、よく描かれている模様のひとつです。
これは、魚がたくさんの卵を産むため、子孫繁栄という意味と願いがこめられているそうです。

■ミンサー柄
元々は八重山地方の織物の柄として用いられていたもので、5つの四角と4つで構成された絣(かすり)模様をしています。

これは「いつ(五つ)の」「世(四)も」ということで「いつの世も」を意味し、いつまでも変わらずにという意味があります。最近はミンサー織ややちむん以外にも、いろんな所で使われる人気の柄になっています。

やちむん商品ガイド

やちむんはいろんな種類がありますが、方言で書かれていてわからない場合もあります。
いくつか代表的なものを紹介しましょう。

■マカイ(椀)

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■ダチビン(抱瓶)
適当な言葉がないのですが、持ち歩き用の酒瓶です。腰につけられるような形に作られています。

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■カラカラ
お祝いなどの際にお酒を入れるものです。

カラカラセット 太陽

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やちむんの名所

沖縄で現在、やちむんの名所と言えば大きく二つです。

一つは那覇市にある壷屋通り。ここはやちむん通りと呼ばれる、窯と販売店が固まっている地域で、訪れる観光客も多いです。やちむんを眺めながら、カフェでやちむんに入ったドリンクを飲む、みたいなこともできます。

もう一つは読谷村にある読谷やちむんの里。ここは昔ながらの窯が多く、職人さんが多くいて体験コースなどが多いです。自然の中でやちむんを使った料理などを提供してくれるお店もあります。

【参考】

おきなわ物語「沖縄の焼物とは」

壷屋やちむん通り会

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