沖縄の代表的お菓子「ちんすこう」

ちんすこう
沖縄特選 ちんすこう お試し20個セット

ちんすこうとは?

ちんすこうとは、沖縄で琉球王朝時代(1429~1850年)から作られていた伝統的なお菓子です。原材料は、小麦粉、砂糖、ラードが用いられ、西洋におけるビスケットに似た食感を持っています。漢字では「金楚糕」と書くそうですが、これは地元の人でも読めません。

由来もいろいろあるらしいですが、正確なところはわかりません。中国伝来のものが変化したという説もありますし、西洋のボーロなどのお菓子の技術を沖縄の風土に合わせて改良していった結果、今の形になったとも言われます。

もともとは琉球王国の王族や貴族が、祝い事の時に食べるおめでたいお菓子だったと言われているもの。お菓子が庶民の口に入るようになったのは20世紀に入る頃だと言われています。そして、おみやげ品として有名になるのは、1975年の沖縄国際海洋博覧会からだと言われています。

 

レシピ

ちんすこうは簡単な材料で作れるので、レシピがあれば自宅でも作れます。うちの奥さんも見よう見真似で作ってみたらそれらしいものができていて驚きました。ラードの代わりにバターを使うとビスケットのようになります。

以下はWikipediaより抜粋。

大きさにもよるが、分量はおよそ20個分~
ラード、もしくはショートニング(100g)を常温に戻し、ボウルに入れて薄力粉(200g強)をふるってクリーム状になるまでよく混ぜ合わせる
1に砂糖(上白糖または三温糖100g)を入れ、さっくりと混ぜ合わせる。この際にダマにならないよう注意する。
整形してオーブン(170°Cで15~17分)で焼く。

 

ちんすこうの種類

伝統的なちんすこうがおみやげ品としては人気ですが、最近は味や形に工夫を凝らしていろんな商品が出ています。いくつか参考に紹介します。

■ちんすこうショコラ

ちんすこうショコラ ダーク 12個入
株式会社ファッションキャンディ
売り上げランキング: 71,198

1996年にファッションキャンディ社が開発した、チョココーティングのちんすこう。ちんすこうにバリエーションを与えた草分け的な商品で、今も大人気です。このちんすこうショコラの成功後、いろんな味のちんすこうが開発されるようになります。

■まんまるちんすこう

ちんすこうは元々は丸い菊の形をしていたそうですが、今では細長い瓦型のものがポピュラーとなっています。しかし、一口サイズで食べやすくしたのがまんまるちんすこうです。食べやすく、個数もあってかさばらないため、会社など大人数へのおみやげに向いています。

■子宝ちんすこう

形状を男性のシンボルのように成型し、子宝祈願という付加価値をつけたもの。味は普通のちんすこうです。

■ちんすこうアソート

いろんな味のちんすこうの詰め合わせ。人によっては好き嫌いが分かれる?おみやげの定番商品。

■塩ちんすこう

雪塩ちんすこう「ミルク風味」 48個(2×24袋)
南風堂株式会社
売り上げランキング: 15,098

通常のちんすこうの生成過程の中で、少量の塩を加えてその甘みを引き立てたり、味にアクセントを加えたもの。沖縄県産の塩が使われることが多いです。最近のヒット商品。

 

ちんすこうに関するエトセトラ

沖縄ではちんすこうは一般的なお菓子で、私が子供の頃もよく食べられていました。近所の駄菓子屋さんで、2本が一袋になって20円~30円で売られていたと思います。小学生の時に部活動の帰りなどにちょこっと買って食べていた思い出があります。おみやげ品と比べると包装も簡易で安かったです。

ちんすこうは、原材料を見てもわかるとおり、クッキーやビスケットに近いお菓子です。ですから、お茶やコーヒーなどと良く合います。若い人はコーラと一緒に食べたりします(沖縄はコーラを初めとする炭酸飲料の消費量が多いそうです)。アイスクリームの口うけや、最近ではアイスの中に入ったり、菓子パンに入ったり、様々に冒険的な商品も開発されています。何かの食品に「ちんすこう味」という名前がつくほど、沖縄県内では浸透され愛されている商品なのです。

今でこそ有名なちんすこうですが、ちんすこうの「ちん」は「珍」で「貴重な、めずらしい」の意、「すこう」は「お菓子」という意味があるそうです。だから、めずらしく貴重なお菓子なのです。

 

【参考】

新垣ちんすこう

Wikipedia「ちんすこう」

珍品堂

南風堂株式会社

 

沖縄の県民食「沖縄そば」

沖縄そば

沖縄そばとは?

沖縄そばは沖縄で食べられている伝統的な麺料理です。
スープは豚やカツオだしで取り、あとは塩で味を整えるだけ、というのが基本です。
麺は小麦粉100%という点で本土のそばと違っており、そば粉は一切使いません。中華麺に近いです。
具材はかまぼこや甘辛く煮付けた三枚肉が基本で、何が具材として乗っているかで「●●そば」のメニューとしての名前が変わります。

沖縄そば

沖縄生麺共同組合のWebサイトには「本場沖縄そばの定義」というものがあり、

どれか1つが欠けても沖縄そばとはよべない
1 .沖縄県内で製造されたもの
2 .手打式(風)もの
3 .原料小麦粉 タンパク質11%以上 灰分0.42%以下
4 .加水量 小麦粉重量に対し34%以上~36%以下
5 .かんすい ボーメ2度~4度
6 .食塩 ボーメ5度~10度
7 .熟成時間 30分以内
8 .めん線 めんの厚さ1.5~1.7ミリ切葉番手 薄刃10番~12番
9 .手もみ 裁断されためん線は、ゆでる前に必ず手もみ(工程)を行う
10.ゆで水のPH8~9
11.ゆで時間 約2分以内で十分可食状態であること
12.仕上げ 油処理してあること

以上を満たしている必要があるそうです。

沖縄そばの歴史

沖縄の代表的な食品メーカーである、サン食品によると、現在明らかになっている沖縄そばの歴史は、明治中期にさかのぼるそうです。この頃、最初に那覇にそば屋を営業したのは中国人だったそうで、沖縄人はそこで弟子として働いていたといいます。
大正に入ると、そば屋が次々と登場し、沖縄そばの様相が変わってきます。これまで豚肉の細切れとネギだけだった具に、かまぼことショウガをのせて、こぎれいな器に盛り付けて多くの人に受け入れられるようになりました。このあたりから、現在の沖縄そばの形ができあがってきます。この頃はまだ「すば」あるいは「支那すば」と言われていたようです。

沖縄で地上戦が行なわれた影響で一時期はほとんどお店の営業ができませんでしたが、だんだんお店が復興してくるようになると新規のお店も数多く登場するようになってきました。一方で、麺作りに必要な木灰の入手が困難になるという現象が起こり、老舗と呼ばれた店が1960年代には次々と閉鎖に追い込まれてしまいました。

本土復帰を果たした1970年代は、沖縄そばにとっても華々しい時代となります。
そのきっかけは「ソーキそば」の誕生でした。甘辛く煮付けたソーキをそばに乗せるという画期的なアイデアで、沖縄そばの新たな魅力を引き出しました。最初にソーキそばを作ったのは我部祖河そばの金城源治氏と言われており、当時のお客さんは肉体労働者が多かったため、その人たちに力(クンチ)をつけてほしいと願ってソーキを乗せたのが始まりだったそうです。

その後は、様々な沖縄そばが指向されるようになり、ラフテーやてびちなどの郷土料理が麺の上に乗ったり、野菜炒めが乗ったり、様々なそばが提案されています。麺にゴーヤーやヨモギを練りこんだものも最近は増えてきました。

沖縄そばの仲間たち

さて、沖縄そばと一言で言っても、その面の形状や食べられている地域によって、いろんな種類があります。

■宮古そば
宮古そばは沖縄県の宮古島発祥の沖縄そばです。
麺は細く、縮れがないのが一般的で、スープは沖縄そばと比べるとあっさりです。具は沖縄そばと同じく、かまぼこと三枚肉、刻みネギが標準です。
昔の宮古そばは、麺の下に具を隠すようにしていました。これは具がたくさん乗った贅沢な様子を見せないためとか、具が乾かないようにとか諸説ありますが、知らずに初めて食べると驚きます。

■八重山そば
八重山そばは、八重山諸島(石垣島や西表島などの島々)で食されている沖縄そばです。
ほとんど沖縄そばと同じですが、特徴として麺が細くて丸いという点があります。そういうと中華そばのようですが、中華そばの麺よりは太いのと、麺としてゆでられた後で油の処理を行なうのでラーメンなどとは違った食感になります。
八重山そばは具もお店によって少しずつ違うので、いろんなお店を訪ねてみるとお店の工夫も見えて楽しいです。

■大東そば
大東そばは、沖縄の大東諸島で食されている沖縄そばです。
実は大東諸島には沖縄そば屋さんは一軒しかなく、事実上そこのそばが大東そばと呼ばれます。
おおよその傾向としては、手打ちで麺を作っていて太く不ぞろいで、コシが強く、縮れも強いです。麺に非常に個性的な感じが出ています。
実は大東そばを名乗る店は沖縄本島に数店舗あり、どのお店も手打ちで麺を作っています。しかし、おおよその傾向は上記の通りです。でも、本当に大東島のお店で学んだものなのかどうかはわかりません。
こうした事情から、スーパーなどで宮古そば、八重山そばという沖縄そばを見かけることがあっても、大東そばは見かけることはまずありません。

沖縄そばの昨今

沖縄そばは沖縄県内で子供から大人まで皆が食する県民食です。
沖縄そばを食べ歩く人を「そばじょーぐー」と言いますが、このそばじょーぐーたちがランキングを作ったり、沖縄そばMAPを自主制作していたりと、ラーメンブームならぬ沖縄そばブームを牽引しています。彼らは美味しいそば屋に行くためなら時間と労力を惜しみません。
「沖縄そば ランキング」で検索すると、いわゆる大手のグルメサイト以外にもたくさんのWebサイトがヒットします。地元の人の書き込みが多いお店にはいいお店も多いので、そういうお店を見つけたら是非一度お立ち寄り下さいね。

近年は本州からラーメンのチェーン店が多く流入してきていて、沖縄そば屋さんが割を食ってる印象があります。同じようなものを出しているのに、ラーメンの方が単価で100~200円高く、お酒も出し、しかも深夜まで営業しているお店も多いです。昔ながらの沖縄そば屋さんは、20時や21時には閉店するところが多く、お酒もほとんど提供していません。だから商売としては少し弱いのかもしれません。

でも、そんな沖縄そば屋さんを応援している沖縄県民や旅行者の人たちも多いです。
沖縄の食べ物といえば、まず真っ先に頭に浮かぶ沖縄そばを、是非ご堪能ください。

【参考】
Wikipedia 「沖縄そば」
沖縄生麺共同組合
株式会社サン食品
沖縄そばランキング(インターネット放送局)
本家我部祖河食堂

がんじゅう堂 軟骨ソーキそば
がんじゅう堂(沖縄牧志公設市場内)
売り上げランキング: 19,684