サンゴは貴重な資源であり、稀少なおみやげ品

サンゴ

珊瑚(サンゴ)とはそもそも何か

サンゴというと、多くの人は石のようなものと考えています。宝石かな?という印象ではないでしょうか。

しかし、サンゴというのは生物です。正確には動物です。そして、その動物であるサンゴが石灰質の骨格を発達させるようになったものが私たちのイメージするサンゴなのです。そして、その上に藻類が付着して共生し、海中で栄養をサンゴに与えています。

沖縄はそうしたサンゴたちの集まった珊瑚礁が隆起してできた島です。

実際にサンゴは宝石のような貴重な石として扱われており、おみやげとしてもアクセサリーやオブジェとして加工され販売されています。

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サンゴは持ち帰ってはいけない

とあるアイドルが海岸で拾ったサンゴの死骸を持ち帰ったことをブログで報告したところ、全国から指摘があり謝罪するようになったというニュースがありました。

このことからもわかるように、サンゴの持ち帰りは禁止されています。これは生死を問わず禁止になっています。

おみやげ品として持ち帰りが可能なのは、産業用に養殖されたものであり、自然のサンゴは環境保護のために持ち帰りが禁止です。インターネット上では「少量なら持ち帰っても良い」という主張もよく見かけますが、法令上は禁止事項なので、持出しが見つかった時点でまず確実に没収されます。「持ち帰ることが(方法として)可能」というのと「持ち帰ることが許可されている」とは別です。

古い情報源には大丈夫と書かれていることも多いので、なるべく最新の情報で行動していただきたいと思います。

それほど大々的に告知されているわけでもないので、地元の人も知らないことが多いです。

これは、生きているサンゴであれば再生することがあることと、またサンゴが白骨化してもそれを足場にして新たに生態系が作られるなどの理由が考えられます。温暖化や環境汚染の影響で、沖縄近海の珊瑚礁はどんどん減少しているため、近年特にその保護に神経を尖らせているようです。

ですが、近隣の国から沖縄近海から生きているサンゴまで密漁されるという事件も起こっています。
サンゴは希少で価値あるものですが、生態系を考えた時にも希少だからこそ保護の意識をもってほしいものです。

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ダイビングをされる方々へ

沖縄でダイビングをされる方も多いと思いますが、ダイビング中のフィンキックによるサンゴへのダメージが深刻化しているそうです。故意ではないにしろ、特に初心者ダイバーも多く潜りますのでその際にサンゴを折ってしまうケースや、こっそり持ち帰るケースも多いそうです。

貴重な経験だとは思いますが、自然への敬意をこめて、マナーを守って潜っていただきたいと思います。

また、水中で写真を撮る人がサンゴを折ってしまう事故率は撮らない人と比べて5倍くらいになるそうです。撮るなとは言えませんが、周囲にも一層注意して撮影するようにお願いしたいです。

サンゴを使ったおみやげ品

■アクセサリー

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■活水剤

■インテリア

■コーヒーの焙煎用に

【参考】
Wikipedia 「サンゴ」

沖縄情報IMA「珊瑚の海を楽しむために」

沖縄にしかない、魔法の泥「クチャ」が美容に効く

クチャせっけん

クチャって何?

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クチャというのは、沖縄の方言で「泥」のことを言います。言葉は宮古島の方言と言われています。 このクチャ、どういう泥なのかというと、古代から存在する海底の泥が、地盤が隆起してきたことによって地表に現れたものを言います。泥の中でも粒子が細かく、貝の化石やサンゴの死骸などを多く含み、ミネラルやカルシウムを豊富に含んでいます。このような質をもった泥というのは他には死海や地中海の一部で見られますが、日本では沖縄だけなんだそうです。 これらのクチャが、美容分野で注目されるようになり、シャンプーや石鹸、パックなどの天然素材として用いられるようになっています。

泥の美容効果

泥なら何でも良いのではなく、おおよそ美容のために使われる泥は海泥のことを指します。美容業界ではよくクレイという言い方をします。クレイパックとか言いますよね。 泥の細かい粒子が、肌の毛穴の奥にまで入り込んで毛穴の黒ずみや汚れを落とし、古くなった角質を落とします。 また、毛穴の汚れを除去するだけでなく、毛穴を引き締め、ミネラルをたくさん含んだ海藻エキスが肌の状態を良好に保ってくれます。 そうした働きにより、美肌効果や美白効果、また毛髪のツヤをよくし、太さを保つなどの効果が認められています。 そうした泥(クレイ)の中でも存在感を増しつつあるのが沖縄生まれの「クチャ」なのです。

クチャが使われている美用品

沖縄では、琉球王朝時代(1429~1879)の頃から女性たちはクチャを乾燥させて髪を洗うときに使ったり、顔に塗ってパックや洗顔料の代わりとしていたそうです。 沖縄が日本に復帰した1972年頃まで美容のためにクチャが用いられていたと言われますが、復帰後は急に減ったようです。日本に復帰してから、全国的に普及していた化学製品が多く入ってきたためだと推測されます。 かつての沖縄の女性たちはその髪質が非常にツヤがあってきれいだったといわれており、また長寿の女性たちも髪質が比較的よく、それもクチャが注目された一つの理由だと言われています。 さて、こうしたクチャがどのように使われているかというと、

■シャンプー

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■洗顔料・パック

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■石鹸

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実は他にも・・・

クチャというと、美容のイメージがつきものですが、実は沖縄では瓦や陶器の原料としても使われています。 その性質が他の岩とは全然違うため、その特徴を生かして違った質感の作品を作り出すことができるそうです。   沖縄には美容室やエステサロンやヒーリングのお店も多くあり、観光客の方も入りやすい店舗も非常に多いのですが、そうしたところでもクチャを利用した施術やアイテムが提供されています。

【参考】 Wikipedia 「島尻層泥岩」 沖縄クチャ・赤土造形企業組合 All About「昔ながらの沖縄の自然素材が見直されています! 「クチャ」って何ですか?」

沖縄の茶道?「ぶくぶく茶」はセレブの味

ぶくぶく茶とちんびん

ぶくぶく茶って何?

ぶくぶく茶というのは、沖縄で飲まれているお茶の一種で、ソフトクリームのような泡を飲む(食べる?)という珍しいお茶です。こうした泡を飲むお茶は、日本でもいくつかしか種類がなく、振茶と呼ばれるそうです。

沖縄では、中国から伝わってきた様々なお茶と、日本から伝わってきた茶道の技術があって、ぶくぶく茶という独特の茶道ができたと言われています。

油っぽい食事の後に消化を助ける効能があるといわれ、沖縄ではお祝い事の際に飲まれていました。戦争中に茶器や良い水が手に入らなくなり、技術者も多く失ってしまって、一時は失われた技術になっていましたが、人々の努力によって復活し、今日に至っています。

その食感は本当に柔らかい、泡を食べているという感じ。しかし、泡だからこそ立ち上ってくる香りが楽しく、そしてほのかな甘みを楽しむことができます。ちょっとベトベトしてきたら、底にあるお茶を少しすすって、また泡を食べて。。。食べること自体が楽しい飲み物と言っていいでしょうね。

沖縄でレアかつセレブなひと時を過ごしたいなら、ぶくぶく茶に是非ともチャレンジしてほしいと思います。ちなみに、筆者は少々苦手です。。。

ぶくぶく茶の作り方

ぶくぶく茶の作り方は、以下のようになります。

  1. 煎り米を作る
  2. 煎り米湯を作る
  3. 茶湯を作る
  4. 泡を立てる
  5. お茶を入れて泡を乗せる

詳しくは、以下のWebサイトに詳しく載っています。ご自分で作ってみたい方はぜひ見てみてください。

【参考:ぶくぶく茶って、どんなお茶?「ぶくぶく茶の作り方」】

作る際に、お水は硬度の高いお水でないと良い泡が立たないそうです。

沖縄では、サンゴ礁が溶け込んだ質の良い硬水が昔はそこかしこにありました。特に、日本の名水百選にも選ばれた垣花樋川(かきのはなひーじゃー)の水が最も良い泡が出るといわれています。

今は水道の水も軟水になっているため、硬水のミネラルウォーターなどを利用して作られることが多いそうです。

味の違いは主に、使うお米と、使う茶葉によって決まります。個人的には茶葉はさんぴん茶を使った方が泡を食べた時に香りが楽しめてよいと思います。泡はお米が使われていることもあって少し甘いので、そこが筆者は少し苦手なんですよね。お茶味でいいのに、と思ってしまいますが、でも女性にはそこが人気なんだそうです。

ちなみに、お店でぶくぶく茶を頼むと一杯あたり500~800円くらいが相場です。
点てたお茶をいただくという感じですので、少し普通のお茶よりいいお値段になります。

添えるお菓子は何でもいいとは思いますが、やはりちんすこうがベストだと思います。

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ぶくぶく茶の歴史

ぶくぶく茶の起源は諸説あり、最も古いもので豊臣秀吉の時代からあったと言います。また、別の説としては18世紀にぶくぶく茶とおぼしき記述のある資料があり、そこが起源だという話もあります。

地域も様々に言われていますが、有力なものとしては那覇で生まれ、首里で飲まれることが多かったというところでしょうか。というのは、首里付近の「良い水」ではきれいな泡が立たず、那覇の塩っぽい水の方が泡が立ちやすかったということが言われているからです。
(ここで言う首里とは、首里城でおなじみのかつての琉球王国の都。那覇というのは、もっと低地の、海沿いの地域を指します。現在ではどちらも那覇市に属しています。)

これらは主に外交の際に客人をもてなすところで振舞われたことから、上流階級の男性が主にその作り手だったそうです。それが時代と共にだんだんと庶民にも普及していって、お祝い事などの際に飲まれたり、特別な日に飲まれていたそうです。普段から常用している人もいて、ぶくぶく茶売りが町を毎日歩いていたという記録もあります。

第二次大戦前まではよく飲まれていましたが、戦争の中ですたれていってしまいます。道具が焼けて無くなってしまったり、水を選ぶことが難しくなったなどの理由があると言われます。

戦後、戦争で失われていたぶくぶく茶を作るための道具(鉢や茶せん)を持っていた本土の人が沖縄の人にまた返してくれたところから、研究と情報収集が成されて少しずつぶくぶく茶が復興していったそうです。

現在ではNPO法人である「沖縄伝統ブクブクー茶保存会」「古琉球茶道ブクブク茶あけしのの会」などが伝統的なぶくぶく茶の保存と伝承に力を注いでおり、一方で観光用にカフェやホテルなどでぶくぶく茶が飲めるようになってきています。また、派生商品であるブクブクコーヒーなど、新たな展開も見せるようになってきています。

 

ぶくぶく茶に関する書籍

ブクブクー茶

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沖縄健康茶読本

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【参考】
ぶくぶく茶って、どんなお茶?

沖縄におけるブクブク茶の現状と歴史(PDF。注意)

「通」の沖縄みやげは「塩」

塩とコショウ
石垣の塩 500g

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沖縄は「ブランド塩」の宝庫

沖縄はブランド塩の産地です。

ミネラル分豊富な海水という資源があることはもちろんですが、旧来から受け継がれ研究されてきた製塩技術が進歩しています。

塩の国内自給率は実は12%程度しかなく、その多くが東北で作られているそうですから、沖縄で生産・販売されている塩は一般に食されている食塩とはまた違ったものなのです。

沖縄では様々な特徴をもった海、そして独特の技術がいろんな特徴をもった塩を生み出しているのです。

高い品質の商品を毎年表彰するモンドセレクションでも各賞を受賞している商品も大変多いのです。

黒糖本舗 垣乃花 雪塩黒糖 120g

沖縄の製塩のはじめ

戦後、ずっと米軍統治下だった沖縄は1972年に日本に復帰します。

そして、その年に日本の様々な法律が適用されることになりました。その中に、食塩に関するルールもあり、その中で沖縄で旧来用いられていた塩は法令の基準に合わないため、日本の食塩が利用されることになりました。当時の塩は、海水に電気を通して塩化ナトリウムを取り出すといったもので、ミネラルや風味など、従来の塩とは全く違うものでした。沖縄の伝統的な料理とも合わず、食材を傷めたこともあったそうです。

それから1974年に、政府から「オーストラリアまたはメキシコの天日塩を原料として使用した塩なら製造・販売してもよい。」認可を受けて沖縄の自然塩「シママース」が復活するようになりました。オーストラリアやメキシコから原塩をもってきて、それと沖縄の海水を混ぜて作ったかん水を煮詰めて、塩の結晶を作り出す形で、沖縄の自然塩を使ったシママースが復活しました。

そして1997年に塩の専売制が終わり、2005年には完全に自由化がされて、それから沖縄では様々なブランド塩が登場するようになりました。これらは一般の食卓で使われるにとどまらず、高級料理に用いられたり、おみやげ品として人気を博しています。

塩の専門店がすごい!

塩の専門店として「塩屋(まーすやー)」さんというお店が那覇市の国際通り近く(平和通り内に)あるのですが、ここはすごいです。

沖縄はもちろん、世界のいろんな塩を700種類以上とりそろえていて、店舗ではいろんな地域のいろんな塩を試食できます(食べ過ぎ注意)。そしてソルトソムリエが希望をきいて、一番合った塩を出してくれたり、いいブレンドの塩を提案してくれます。

塩ってこんなにあるんだ!という感想を抱くことは勿論、大差ないだろうと思っていた塩の味の奥深さを感じますので、是非とも足を運んでいただけたらと思います。

【塩屋 公式Webサイト】

こんなところで使われている沖縄の塩

沖縄の塩は、いろんなところで利用されています。

・一般の食卓
・商用の高級おにぎりの材料
・クッキー、ケーキ、アイスなどの原材料
・高級ホテルなどの食材
・石鹸や歯磨き粉など健康・美容用品の原料
・様々な食品の原材料

塩ちんすこう、塩バニラアイス、などなど色んなものが作られているのを沖縄でよく見かけます。塩がそれだけ強調されるようになったんですね。塩サイダー、塩飴なんていうのも最近はありますね。

その他にもいろんな利用の道があり、高級品としての位置をちゃくちゃくと築いてます。

 

塩づくり体験、その他

沖縄では製塩工場で塩作りを体験・見学できるところがあったり、観光スポットで塩づくりを体験できるところもあります。

自分が作った塩を食べてみると、同じ材料で同じ方法で作っても、隣の人と何か少し違ったりします。こういうのも面白いですね。

【GALA青い海 「塩づくり体験」】

ちなみに、塩のウンチクを少し紹介すると、財団法人塩事業センターによれば、体内において塩は、

・消化と栄養の吸収を助ける
・細胞の水分やpH値を保つ
・刺激の伝達を助け、脱水症状や血圧低下、立ちくらみなどの防止

という特徴があり、また、

・ビタミンCの分解抑制作用
・防腐作用
・脱水作用
・味に対する対比作用(一方の味を強める)や抑制作用(一方の味を弱める)
・食感に対する作用
・褐変防止作用

など、様々な特徴があるからこそ単純な食品、調味料の枠を超えて利用されているとのことです。

人間は塩が無いと死にますが、塩があって生きていればいいのではなく、塩の役割を理解してこそもっといろんなことに利用できるんですね。

沖縄に来て、塩について考えてみる、味わってみる、そんなテーマのツアーも面白いかもしれませんね。

【参考】
宮古島の雪塩 公式Webサイト

日本ソルトコーディネーター協会

ぬちまーす 公式Webサイト

塩の専門店「塩屋」 公式Webサイト

財団法人 塩事業センター

沖縄みやげの顔といえば「ベニイモタルト」

紅イモ
御菓子御殿 元祖沖縄銘菓 紅いもタルト (小) 6個入り

「ベニイモタルト」とは?

ベニイモタルトとは何でしょうか?見慣れない表記に見えますか?「紅いもタルト」や「べにいもたると」をよく見るかもしれませんね。

ベニイモタルトは、沖縄特産の紅芋を利用して作ったタルト菓子で、年間に3000万個以上も食べられています。沖縄のおみやげお菓子の中でも、ちんすこうと並ぶ看板メニューとなっています。

しかし、ベニイモタルトには、「紅いもタルト」もあれば「べにいもたると」もあります。これらは、実は商品名なのです。なので、あれこれと適当に表記するわけにはいかないんですね。こうした「ベニイモタルト」に類する商品が実は20種類近くあると言われているのです。おそらく、どう表記しても完全に中立にはならないということをここでお断りさせていただきます。

元祖のベニイモタルトは?

沖縄では菓子メーカーの大手として老舗となっている「お菓子のポルシェ」がベニイモタルトの元祖といわれています。このメーカーが販売しているのが「紅いもタルト」です。

お菓子のポルシェでは、沖縄県産の紅いもを利用したお菓子をおみやげとして売り出したいという思いから紅いもタルトを生み出しました。知名度を上げるために広告も数多く打ち出し、菓子の生産工程を見学させながらお菓子の販売まで行なう御菓子御殿という施設を県内にどんどん建てていきます。

そうした努力もあって紅いもタルトはお土産品として抜群の地名度を持つようになり、その品質は広く認められてモンドセレクション金賞をはじめ、数多くの賞を毎年受賞するようになります。

しかしその一方で類似商品も増えました。

あるときに、類似商品を売り出していた他メーカーに対して訴訟を起こしましたが、ベニイモタルトはちんすこうと同じく各種メーカーの生産努力と広報努力によって今の人気になったため、ひとつのメーカーが独占的に扱うべきでないとされました。

紅いもタルトとして商標登録がされているものでもないので、多くのメーカーが結局、販売するようになっています。御菓子御殿の紅いもタルトには「元祖」の文字が躍っていますが、これは最初に作ったのは私たちだ!というプライドの表れなのですね。

とはいえ、当然他メーカーも負けず劣らずの品質、ユーザー目線の商品を出しています。選ぶ際は直感で気に入ったのを買って間違いないと思います。

ベニイモタルトの作り方

タルト生地に餡を流し込んで作ります。
この餡の製法が各メーカーで違っていて、クリームの種類、紅芋の量など細かいところで勝負しています。

恩納村の御菓子御殿では、自分で紅いもタルトを作る体験もできます。御菓子御殿の中には、出来立ての紅いもタルトを食べられるお店もあります。

 

紅芋タルトはタルトです

おみやげ用にお菓子として販売されていることが多い紅芋タルトですが、ケーキ屋さんで売られているのタルトが元になっています。

ですから、県内のケーキ屋さんにいくと、お菓子サイズのものよりもふた回りくらい大きなサイズで紅芋のタルトが販売されている様子をよくみかけます。それぞれのお店で趣向を凝らした紅芋タルトが食べられるのは沖縄県だけです!

沖縄では現地の人たちもカフェをよく利用しており、ケーキの食べられるカフェの中には美味しい紅芋タルトを提供しているところもあります。お菓子のベニイモタルトで終わらず、ぜひカフェめぐりもしてみてくださいね。

【参考】
Wikipedia 「お菓子のポルシェ」
御菓子御殿公式Webサイト

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