沖縄一の人気者はやっぱり「ゴーヤー」!

ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤーとは?

ゴーヤーチャンプルー
もはやゴーヤーといえば、日本中どこに行っても通用するようになってきたと思いますが、和名では「ニガウリ」「ツルレイシ」と呼ばれています。

苦いウリ、つるに生えているレイシという意味かと思いますが、このレイシというのはキノコのレイシではなく、おそらくライチを意味するレイシじゃないかと思います。見た目のイボイボがライチと似ているところから来たのではないでしょうか。

沖縄はもちろん、様々な地域でその栄養が認められて、特に夏バテ予防のために食されています。

 

ゴーヤーは夏バテに効く?

ゴーヤーは暖かい地域で育つため、夏バテ予防に効果的な食品と言われています。

その苦味が食欲を刺激するとも言われますが、一方で栄養素も非常に優秀。夏場に特に消費されがちなビタミンCを豊富に含んでおり、しかもゴーヤーのビタミンCは特殊で熱に強く、加熱調理でも失われません。

沖縄ではゴーヤーは多様に食べられています。
代表的な料理はゴーヤーチャンプルーですが、ゴーヤー茶、ゴーヤーのてんぷら、ゴーヤーの酢の物、漬物など、ゴーヤーの肉詰めなど、いろんな料理の方法があります。

子供の頃は苦くて嫌いだったりしますが、地元では小学校の高学年くらいになってくると、好んで食べるようになってくるから不思議です。そして、大人になる頃には夏にはゴーヤーを食べないと何だか物足りないような気持ちになってきます。

沖縄の夏は暑さも大変ですが、何より期間が長いのが一番大変です。だからこそ、夏バテをしてしまうことがないようにしっかり食べて体調管理をしなくてはならないのです。そんな夏場の友として、ゴーヤーはとても愛されています。

 

ゴーヤー雑学あれこれ

■緑のカーテンにゴーヤーを
最近、緑のカーテンという言葉があります。
これは、植物によって日陰を作り、建物が直射日光によって暖かくなるのを防ぎ、冷房などを省エネしようという温暖化対策のことです。

この緑のカーテンに最適な植物の一つがゴーヤーだと言われています。つるが伸びて葉っぱをつけてくれるというのも勿論ですし、ゴーヤーは実が苦いこともあって虫が寄りにくいという特性があるそうです。ちなみに、ゴーヤーの花は黄色なんですよ。さすがにそこまで緑ではありませんでした。

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■「海ゴーヤー」なるものがある
沖縄には海ゴーヤーなる海藻があります。
海ぶどうはよく知られていますが、似たようなもので、見た目がゴーヤーのような海ゴーヤーがあるのです。
こちらも酢の物やサラダにしたりして、お酒のおつまみなどとして食べられています。

■沖縄のゴーヤーの特徴
沖縄のゴーヤーの特徴は、「大きい」「色が濃い」という点にあります。他の地域でゴーヤーを育ててみると、ひょろひょろとしたものができたり、また色が薄い緑色だったりするそうです。
きっと、沖縄の強烈な日差しを浴びている間にそのようになるのだと考えられます。沖縄では基本的に葉っぱが大きく、分厚く、色の濃い植物が多いように感じます。ゴーヤーもそのような環境で育って今のようになったのでしょう。

ちなみに、沖縄のゴーヤーの種をもっていって内地で育ててみても、沖縄とは違った雰囲気の実が実るそうです。

 

■実は、ゴーヤーチャンプルーは太る
ゴーヤーチャンプルーといえば、ゴーヤーたっぷりでビタミンCが豊富で健康的な感じがしますよね?でも、ゴーヤーチャンプルーばかりだと太るんです。

お家やお店によっても異なりますが、ゴーヤーチャンプルーだからと言ってゴーヤーが一番多いとは限りません。むしろ、ゴーヤーより他の食品が多く入っていることも少なくないのです。
そして、他の食品というのが、豆腐、豚肉、卵だったりするので、実は意外にたんぱく質が豊富。美味しいからとたくさん食べていると、知らない間にけっこうなカロリーになっていることもあるんです。

ダイエット中の方は、豆腐やお肉に吊られず、ゴーヤーを中心に食べてくださいね。

 

■もう、何でもゴーヤー!
ゴーヤーは観光資源としていろんなものにデザインされ、Tシャツやスマホケースのデザインになったり、キャラクター化されて商品になったりしています。

一番有名なものが、NHKの朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」で登場したゴーヤーマン。さすがに今ではゴーヤーマンを見かけることはほとんどありませんが、ゴーヤーをモチーフにした商品は枚挙に暇がありません。

何の因果か、沖縄のメイン道路は国道58号線で、やっぱり58(ゴーヤー)なんだなぁと驚かされるばかりです。

 

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【参考】
沖縄ゴーヤーパーク

 

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もはや珍味ではない、みんなの「海ぶどう」

海ブドウ
純沖縄産A品朝摘み生海ぶどうオジーの夢

沖縄の代表的珍味「海ぶどう」とは?

海ぶどうとは、その名の通り、海で採れるブドウのこと。

とはいっても、当然ブドウではありません。海藻の一種で、正式には「クビレズタ」と言います。

茎から生えた球状の小枝がブドウのように見えるので海のぶどう、「海ぶどう」と呼ばれています。

ちなみに、グリーンキャビアというオシャレな名前で呼ばれることもあるそうです。

この海ぶどうは、水温が暖かい地域の浅海域で採ることができますが、少し前までは収穫量も少なく、沖縄県の中でさえも珍味として扱われていました。20年ほど前に養殖に成功するようになってから、価格も下がって多くの地域に出回るようにもなり、人気の食材となって目にする機会も増えたのです。

 

海ぶどうはどんな味?

海ぶどうの最大の魅力はその食感です。

口に入れてみると、海藻らしい茎のしっかりした食感と、舌で潰せるぶどうの球の部分が非常に楽しいのです。

海ぶどうはまた、海水の味をしっかり蓄えているので、磯の風味と塩気をもともと含んでいて、素のままでも美味しく食べられます。ですが、少し塩気を抜いて三杯酢などで食べる方法も人気です。海ぶどう用のドレッシングも研究開発されているそうですよ。

サラダにして食べたり、酢の物にして食べたり、そのまま食べたり、ごはんに乗せてどんぶりにして食べたりと味わい方は様々です。クックパッドを見てみたら、たくさんのレシピがあって驚きました。料理される際は、一度ご覧になってみると良いと思います。

純沖縄産A品朝摘み生海ぶどうオジーの夢

海ぶどうはビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄分、食物繊維を多く含んでおり、体の内側から健康を作る作用もあります。美味しいだけでなく、体にも良いというのが海ぶどうの魅力だと私は思っています。

食物アレルギーがひどい子どもでも、海藻類にはアレルギーが出ないことが多く、海ぶどうはそうした子どもたちのために注文して取り寄せられることもあるそうです。

それにしても、昔は海ぶどうは本当に取扱いが稀で、よく「時価」でお店で出ていました。
海ぶどう丼は、ちょっとこだわりのある店主が時々仕入れてきて1500~3000円くらいで出ていたように思います。それが最近はいろんなお店で1000円以下で食べられてしまいます。本当に技術開発と普及の努力に頭が下がる思いです。

 

海ぶどうの注意点

海ぶどうは、前述の通り、暖かい海で育ちます。
それは逆に言うと、冷えに弱いということです。

ですので、保存する際は、常温で保存しましょう。できれば20~27度くらいが良いそうです(海ぶどうが採れる海域は平均水温が25度前後だそうです)。気温で15度以上がひとつの目安で、冷えが強いと粒がしぼんでしまってせっかくの食感が楽しめなくなるばかりか、蓄えた水分が流出して風味もなくしてしまいます。できれば軽い塩水で常温保存を心がけ、早めに食べるようにしましょう。

また、類似品として「海ゴーヤー」なるものがあります。

こちらは海ぶどうと比較して粒が大きく、見た目がゴーヤーにとても似ています(とても小さいですが)。

海ぶどうと比べるとコリコリとした食感で、サラダやおひたしにすると美味しいです。

偽物ということではなく、似たような見た目の全く別物ですので、間違って購入したり注文したりして怒らないように!

沖縄では、海ぶどうや海ゴーヤーだけでなく、新しい種類の食用藻類の研究が行なわれており、日々品種改良によって新しい特産品を生み出そうと努力しているのです。

【参考】
Wikipedia 「クビレズタ」

恩納村漁業協同組合 リゾート食材

沖縄人はハーブティーが当たり前「さんぴん茶」

さんぴん茶

謎の飲み物?さんぴん茶とは?

沖縄では、随所で「さんぴん茶」という飲み物が販売されています。

さんぴん茶とは、一般的に言うジャスミン茶のこと。
中国語でジャスミン茶を表す香片茶(シャン・ペン・ツァー)がなまって「さんぴん茶」になったとのこと。沖縄は独特の言語や発音がありましたから、聞いたままを表現しているうちに少しずつなまっていったんでしょうね。

沖縄ではさんぴん茶が缶でも紙パックでもペットボトルでも茶葉でも多様に販売されており、お茶の種類の中では一番人気を誇るそうです。そのためか、どれも普通の緑茶や紅茶よりも安く提供されていて、人気を後押ししています。

中国茶などで楽しむジャスミンティーと比較して、沖縄のさんぴん茶は香りが控えめで、スッキリした味わいが楽しめます。
比較的油っぽい料理が多い沖縄料理とはとても相性がよく、琉球料理店の中にはお客さんに最初に出す飲み物がさんぴん茶というお店も少なくありません。

 

意外に新しい?さんぴん茶の歴史

実はこのさんぴん茶、流行し出してからまだ20年くらいの商品です。

正確には以前からさんぴん茶は飲まれていたのですが、それまでは茶葉を急須に入れて飲む暖かい飲み物でした。

これが、缶入り飲料になって発売されるようになってからコールド飲料として親しまれるようになっていきます。おーいお茶なども最初はそうだったのですが、缶入りのお茶というのはイメージが無くて最初は受け入れられなかったそうです。メーカーの様々な商品開発や広告活動によって徐々に受け入れられていき、大ヒット商品となったのです。

現在ではホットで飲む機会よりも、圧倒的にアイスで飲む機会が増えました。

さんぴん茶の効能

ジャスミン茶はかつてはエジプトのクレオパトラが媚薬として用いていたとか、中国では不老不死の妙薬と言われていたとか様々な逸話があります。さんぴん茶には、一体どのような効能があるのでしょうか。まとめてみました。

  • リラックスさせる → 香り成分の中にリラックス作用が含まれているそうです。
  • カフェインによる覚醒作用 → ジャスミン茶にもカフェインが含まれています。コーヒーや緑茶にも含まれるこのカフェインによって気分が高揚し、眠気が覚めると言われています。また、沖縄ではノンカフェイン飲料としてルイボスティーも多様な形で販売されています。
  • ビタミンCによる美肌効果 → ビタミンCを実は豊富に含んでいます。ジャスミン茶3杯でリンゴ1個分といわれるくらいです。他にもビタミンEやミネラルも含まれていて、体の内側から調整してくれます。
  • ダイエット効果 → 脂肪を溶解する作用があり、皮下脂肪をエネルギーに変換しやすくしてくれます。
  • 二日酔いを抑える → 解毒や鎮痛作用があると言われており、二日酔いにも効果があるといわれています。居酒屋で最後にお茶をお願いするとさんぴん茶だった、ということも沖縄では多々あります。内地ではなかなか無いですね。
  • その他 → 口臭予防、集中力アップ、女性ホルモンのバランス調節、自律神経の安定、不眠改善などなどの効果があるといわれています。

沖縄の人はさんぴん茶を飲む機会が多いので、このような効果の恩恵を知らず知らず受けているかもしれません。リラックスしていて割とテンションが高く、美男美女でお酒に強い、そんな沖縄の典型はさんぴん茶がもたらしている部分があるかもしれませんね。このような効果は香りから受ける部分が大きく、アイスよりはホットの方が効果があるそうです。

沖縄では泡盛もさんぴん茶で割ってたりしますが、それは結局酔うのでは・・・。美味しいならいいのかもしれませんが。

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こういったギリギリな商品名が多いことも沖縄の魅力です(笑)。

【参考】
Wikipedia 「ジャスミン茶」

株式会社沖縄ポッカコーポレーション 「ポッカさんぴん茶物語」

沖縄が日本一!「もずく」

もずく

沖縄の日本一「もずく」

もずくは、熱帯から温帯の浅い海に生息する海藻で、日本では昔から食用として各地で採られていたといいます。

しかしながら、商業規模の養殖に成功したのは日本では沖縄だけと言われており、全国のもずく生産のほとんどを沖縄が担っています。

沖縄で養殖されているもずくは、「オキナワモズク(通称:太もずく)」と「モズク(通称:糸もずく、細もずく)」の2種類があります。

沖縄では昔から三杯酢で食されており、そのため酢で味付けした海藻(海苔)という意味で「スヌイ」と言われて愛されています。

最近は沖縄県としてもずくの生産と販売を支援しており、台湾などを中心に輸出物としての海外展開が積極的に行なわれるようになっています。

 

もずく養殖の歴史

沖縄県もずく養殖業振興協議会によると、

古くより食されておりました「モズク」を昭和50年から養殖手法の実証試験を行い、恩納村漁業研究グループと水産業改良普及所の共同研究により、初めて養殖モズクが昭和52年に水揚げされました。その後、いろいろな改良・試験を繰り返し、現在の養殖技術が確立されました。

昭和54年にモズク養殖業の定着され、当初約1千トン程の生産量は豊作・不作を繰り返しながら、養殖技術の向上により、生産力が高まり平成15年には約2万トンの生産量となり、全国生産量の99%以上を占めるシェアを誇っております。

だそうです。

もずくの養殖は夏、8月頃から始まり、翌年の初夏、4月~6月頃に収穫を迎えます。海藻もやはり植物、一年のサイクルをしっかり守って生息しているのですね。

 

もずくは健康にいい

もずくは食物繊維の一部であるフコイダンが豊富です。フコイダンは水溶性の食物繊維で、海藻類に多く含まれているものですが、糖分を吸収し、血糖値の急激な上昇を抑えるはたらきがあります。その特性ゆえに健康食品で用いられることが多いです。

そして、血液中のコレステロール値を減少させる働きがあることから、糖尿病や高脂血症の方に効果的とされています。

また、現代人に不足しがちなミネラルを豊富に含みます。カルシウムやマグネシウムなどですね。これが不足すると骨粗しょう症になってしまいます。

モズクのカルシウム含量は牛乳と同じく100gあたり100mgですが、マグネシウムは牛乳より多く含まれています。マグネシウムは、カルシウムの細胞内への異常な取込の防止、骨へのカルシウム沈着の促進の働きがあると言われています。

もずくは酢と一緒に食されることも多いですが、酢には①疲労回復、②血圧安定による動脈硬化の防止作用、③血行と新陳代謝の改善作用、④消化促進、などの作用があり、もずく自体の効能と合わせて健康への効果が高いとされています。

沖縄の高齢者世代は昔からこのもずくを頻繁に食べていたので、その食生活スタイルも長寿の一因だったのでしょう。

 

ビーチで「流しもずく?」

もずくPRのために作られた面白い映像です。

また、沖縄県もずく養殖業振興協議会では様々に沖縄産もずくのPR活動を行なっています。

毎年4月の第三週は「モズクの日」と定められており、さまざまなPRイベントが開かれています。
早食い競争とかあるのですが、すごいの一言です。200gのもずくを信じられないスピードで食べています。もずくだけでなく、酢も強敵・・・。

もずくを使った様々な製品

面白い商品が様々にあります。ご家庭で、お店で、是非いろいろとお試しくださいね。

■まずは基本「三杯酢のもずく」

 

■沖縄では定番の「もずくの天ぷら」

沖縄県久米島産 天然太もずく500g

 

■ダイエットに効果「もずくのスープ」

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■新食感!「もずく丼」

海人自慢のもずく丼

 

■ミネラル豊富な「もずく麺」

もずく麺 10袋セット

 

■美容と健康に美味しい「もずく餃子」

【参考】
Wikipedia 「モズク」
沖縄県もずく養殖業振興協議会

民間人から見た沖縄戦の記録「鉄の暴風」

鉄の暴風

鉄の暴風とは?

鉄の暴風とは、沖縄戦(1945年3月26日~1945年6月23日)の間、あまりにも多くの銃弾や砲弾が飛び交った状況を表現した言葉です。

沖縄タイムス社が出版した書籍のタイトルとして採用されていて、 この本は、沖縄戦の様子を沖縄県民の視点から記録したものとして評価されています。

沖縄戦を経験したのは当時の軍人・兵役についていた人たちでしたから、武力を持たない民間人による記録が多くないのは当然のことで、民間人から見た戦争が記録されている貴重な資料です。

戦後の沖縄では、戦争の悲劇を繰り返さないために、このような記録が数多く残されるようになっています。 沖縄の書店ではロングセラーとしてよく見かけるのですが、残念ながら本州の書店では見かける機会はほとんどありません。

 

沖縄戦の犠牲者

沖縄での日米両軍、そして民間人を合わせた戦没者数は20万人を超えると言われています。

また、沖縄出身者の死亡数はそのうちの12万人超と言われ、当時の沖縄の人口の約15%程度が戦争により命を落としたことになります。

現在も遺族たちの努力により、生死の確認が行なわれた方が平和記念公園にある平和の礎に名を刻銘されるようになっています。

この戦争で使われた銃弾・砲弾は、アメリカ軍側だけで2,716,691発。

このほか、砲弾60,018発と手榴弾392,304発、ロケット弾20,359発、機関銃弾3,000万発弱が発射されたといわれ、暴風で土砂崩れが起こるように、激しい砲撃で地形が変わったところもあるといわれています。まさに「鉄の暴風」であったといえるでしょう。

これらの砲弾の中には不発弾も少なからずあり、沖縄では現在でも、新規に建築作業や土地改良を行なう際には、必ず不発弾調査をまず行なってからすることになっています。そして、何かの際に不発弾が見つかることもしばしばです。

沖縄戦で主戦場となったエリアを考えると、一人でも1ヶ月もあれば歩き回ることが十分すぎるほど可能な広さしかありません。それが3ヶ月間続いたというのは、相当頑強な抵抗を日本軍も見せていたということがわかります。熾烈を極める戦いは、沖縄という土地そのものにも文字通り大きなダメージを残しているのです。

 

平和教育の場としての沖縄

沖縄は最も激しい地上戦があったということで、平和教育が盛んです。

よく「日本で唯一地上戦があった」と言いますが、正確には他の地域(現在は日本領でない地域を含む)が複数存在するため、「大規模戦闘が行なわれた唯一の地域」という言い方が正確になります。

沖縄では戦争体験者による講演会や、戦争の悲惨さを伝えるビデオ学習が学校教育の中で必ず盛り込まれますし、民間でのそうしたイベントも盛んに行われています。

生活圏内に米軍基地があることもあって、戦争というものが今もどこかであるということに敏感になるしかありません。

基地反対運動などはそうした体験と心情から出ているものであり、単純な政治的なイデオロギーでは片付けられないものであり、時折聞こえてくる交付金目当てといった声とは遠い位置にあることは地元民の感覚として確かだと感じます。

現在、戦争から70年が経ち、戦争体験者が高齢化し減って行く中で、そうした体験を伝える人がいなくなっていくことが問題視されています。

県外からの修学旅行の際も、平和学習が盛り込まれることがほとんどですが、体験者たちの残した貴重な心情の言葉を是非聞いてほしいと思いますし、沖縄をただのリゾート地、観光地で終わらせないためにもこうした歴史や文化についても県外の方にもご理解いただけたらと思います。

もしも書店などで見かけたら、ぜひ一度手にとって見ていただけたらと思います。

おみやげ品とは少し異なりますが、こうしたものも本サイトを通して紹介させてもらえればと思っております。

 

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